スイミング・プール2007年05月06日 22:34


評価:85点

原題 SWIMMING POOL(イギリス・フランス)
監督 フランソワ・オゾン
脚本 フランソワ・オゾン、エマニュエル・ベルンエイム
出演 シャーロット・ランプリング、リュディヴィーヌ・サニエ

<あらすじ>
イギリスで著名なミステリー作家サラ・モートン(シャーロット・ランプリング)。
彼女は裕福な生活を送っているが、新作が書けずにいた。
出版社の社長ジョンは、南仏プロヴァンスの自分の別荘での執筆を薦める。
後から追うという彼の言葉に、サラは若干色めきつつ南仏へ向かう。
別荘での、静かで綺麗な景色に執筆も快調なサラ。
しかし、数日たってもジョンはやって来ず、来たのはジョンの娘ジュリー
(リュディヴィーヌ・サニエ)であった。
サラは、それまでの静かな生活から、毎晩男を連れ込み、昼も夜も
騒々しい、この若く美しいジュリーに悩まされることになる。

<感想>
最初は、てっきりジャンルがミステリーということもあり、犯人は誰だ的な
サスペンスだと思ってました。
なので、のんきに「サラとジュリーの構図は、まるで安藤裕子と
滝川クリステルみたいだ~」とか(笑)、「なかなか人が死なないな~」とか
思って観てました。
で、エンドロールでキョトン状態。
しばらくして、ジワジワとそういう映画だったのかと。
完全にミスリードされちゃいました。

いわゆる、解釈は観る人におまかせします的な映画ですね。
デビッド・リンチの「マルホランド・ドライブ」を、観終わった時のことを
思い出しました。
そういえば、マルセルの娘なんてまさにその雰囲気だし。

ところで、リュディヴィーヌ・サニエの体の綺麗なこと!
(ナイス、R15指定!!)

あどけない顔で、ハスキーボイスで、ナイスバディ!
(だから点数は甘め!!)

というわけで、世の中の健康的な男性諸君には、ぜひ観ることをおすすめ
します。
ストーリーで楽しめなかった人でも、明日の活力になることうけあいです。(笑)

ここから先は、私なりの解釈を。(反転して読んでください。)

結局、サラは南仏へは行っていない。
南仏での出来事は、サラが執筆した「スイミング・プール」のストーリーを
なぞっているだけ。
ストーリーの中で、サラはジョンへの別れを込めている。
ジュリーに、父親であるジョンが女たらしである等と否定的なことを言わせて、
自分の行動を納得させている。
妻の赤い服を着て、ジュリーと手を振り合うことによって、ジョンの妻に
なりたかった願望・ジュリーの母親になりたかった願望を込めている。

まー、ジュリーのお腹の傷とか、ジュリーがフランクを殺した理由とかは、
イマイチ説明つけられないです。(X_X)
暇な時にでも、また観るかな~

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://gogo.asablo.jp/blog/2007/05/06/1488899/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

_ ひらりん的映画ブログ - 2007年05月09日 02:03

たまには非ハリウッド作品でもと思って・・・・。
選んだのがフランソワ・オゾン監督の「スイミング・プール」。
以前にこの監督の作品「8人の女たち」を見ていた。
そこにも出ていたリュディヴィーヌ・サニエという女優ちゃんがひらりん大注目。
2003年度製作の英仏合作、官能的ミステリー・サスペンス映画。

あらすじ以下ネタバレ注意↓(反転モード)
イギリスの女流ミステリー作家のサラ・モートン。
ここんとこスランプ気味・・・
出版社社長ジョンの勧めで南仏の別荘へ・・・
彼があとからやって来るのを楽しみに待ちながら・・・。
しかしやって来たのはジョンの娘・ジュリーだった。
自由奔放なピチピチフレンチ娘に苛立つイギリスおばはん。
しかし、いい意味刺激を受け、彼女をモデルに小説を書き始めるサラだが・・・

若い娘(リュディヴィーヌ・サニエ)とオバサン作家の口喧嘩は面白い。
DVDで音声をフランス語で聞くか英語で聞くか迷ってしまったよ。
(勿論字幕は日本語ですけど・・)
近頃のハリウッド映画と違い、女優さんの脱ぎっぷりがいいね。
でも、エロっぽくないのがヨーロッパ映画なのでしょう。
裸で泳いでも・・・
とっかえひっかえ乱れても・・・
ところで、この映画の面白みはオバサンが作家というところ。
プールサイドでジュリーがおこした殺人・・・
サラが書いてる小説の中での出来事かも・・・
ジュリーの身の上はサラの小説の中の作り事???
ジュリーの存在さえも小説の中での出来事かも・・・
それもこれも、最近相手にされない恋焦がれるジョンへの反抗心があってこそ。
ジョンの出版社に戻り、新作を他社に出版させたと見返すサラ。
新作のタイトルは「スイミング・プール」。

なーんて、深読みすることが出来てしまう作品です。
単純に見てても、十分サニエちゃんで楽しめますけどぉぉぉぉ。

ここまでネタバレ注意↑

親の愛に恵まれない少女の役をやらせたらフランス一いや世界一のリュディヴィーヌ・サニエちゃん。
今後注目の女優度・・・★★★★☆

ところでひらりんは「人気ブログランキング(映画)」でも頑張ってます。
ひらりんのブログを気に入ってくれたら↑↑クリックしてね。

_ タクシードライバー耕作の映画鑑賞日誌 - 2007年05月09日 05:19

製作年度 2003年
製作国 フランス/イギリス
上映時間 102分
監督 フランソワ・オゾン
脚本 フランソワ・オゾン 、エマニュエル・ベルンエイム
音楽 フィリップ・ロンビ
出演 シャーロット・ランプリング 、リュディヴィーヌ・サニエ 、チャールズ・ダンス 、 ...

_ 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映画 ブログ - 2007年05月10日 20:37

あらすじイギリスの人気ミステリー作家のサラ(シャーロット・ランプリング)は出版社社長の勧めで、南仏にある彼のプールつきの別荘に出かけた。サラが執筆を始めた矢先に、社長の娘を名乗るジュリーリュディヴィーヌ・サニエ が現れた。サラは、奔放にふるまうジュリー...

_ <花>の本と映画の感想 - 2007年05月10日 22:57

スイミングプール


監督  フランソワ・オゾン
出演 シャーロット・ランプリング   リュディヴィーヌ・サニエ  チャールズ・ダンス  ジャン=マリー・ラムール  マルク・ファヨール   ミレイユ・モセ
2003年








ミステリー作家のサラは、社長の誘い

_ ネタバレ映画館 - 2007年05月11日 19:15

 いつ殺人事件が起きるんだ?!と中盤過ぎるまでイライラ感が増すばかり・・・そして、いよいよ犯人は誰だ?!と、想像力・推理力という脳内の片隅に格納されたモノを引き出すと同時に“偉大なる謎”によって奈落の底へ突き落とされたような感じ・・・

_ ひるめし。 - 2007年05月14日 22:10

見る女 見られる女