カポーティ2007年05月02日 10:41


評価:88点

原題 CAPOTE(アメリカ)
監督 ベネット・ミラー
脚本 ダン・ファターマン
出演 フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー、クリス・クーパー

<あらすじ>
「ティファニーで朝食を」で人気作家となったカポーティ。
彼は、小さな田舎町での一家惨殺事件の記事を目にする。
興味を覚えたカポーティは、次の小説の題材にしようと決心。
拘留中の犯人と接触を試みる。

<感想>
まず、自分はトルーマン・カポーティなる人物について知らなかったし、
「冷血」という小説についても、もちろん知りませんでした。
なので、アカデミー賞主演男優賞を受賞したフィリップ・シーモア・ホフマンの
演技が、カポーティに似ているかどうかはよくわからないです。
ただ、演技の凄さは伝わってきたし、そういった予備知識がなくても十分
楽しめましたよ。

犯人の生い立ち・動機・犯行時の心理状態等、犯人の内面に入り込むことで、
今までにない傑作の予感をカポーティは感じる。
最後の1行をうめるために、犯人の死刑執行を誰よりも望むカポーティ。
しかし、カポーティと似たような境遇を持つ犯人に対して、取材対象を超えた
複雑な感情に悩まされる。
傑作を引き換えに、彼は何を失ったのか。
この葛藤に苦しむ様が、とてもリアルに伝わりました。

カポーティの盟友ネル・ハーパー・リーを演じていた、キャサリン・キーナーは、
ついこないだ観た「40歳の童貞男」でもヒロイン役をやってました。
なので、非常に重苦しいストーリーなんだけど、彼女を観る度にニヤリと
しちゃいました。(笑)

決して楽しい映画ではないですが、見ごたえありでオススメです!

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_ ぶっちゃけ…独り言? - 2007年05月02日 19:45

7点 (10点満点。5点で普通。6点以上なら満足って感じです。)

うん、凄い!
本当に凄かったです。

何が凄かったって、やっぱりフィリップ・シーモア・ホフマンでしょ。
ぶっちゃけてしまえば、ワタクシ的には大して興味(『ティファニーで朝食を』
は大好きな映画ですけど。)もない、従ってあまり面白味もないお話なのに、
こんなにも食い入るよーに観れたのは強烈な”ホフマン”力の成せる業かと。
役者のタイプ、役に対するアプローチは違うけど、ある意味『リチャード・ニクソン
暗殺を企てた男』の時のショーン・ペンを彷彿させる名演だと思いました。

恐らく、監督のベネット・ミラーもその辺は意識してたと思うんですよね〜。
余計な演出は排除して、実力のある役者同士の演技を”まんま”カメラに収めた
って感じがしましたし。
素晴らしい演技の邪魔をしないよーに丁寧に作りました・・・みたいな。
個人的には、心理描写を妙なイメージ的映像で表現されるのがあまり好きでは
ないので、こーゆー方が良かったりします。
もちろん、役者の実力がないとグダグダのダラダラになりますけどね。

てわけで、主演のフィリップ・シーモア・ホフマンは本当に名演でした。
今まではホフマンと言えばダスティンでしたが、これからはフィリップ・シーモア
になりそーです。(弱冠意味不明)
共演者も皆良い感じでしたが、中でもキャサリン・キーナーとクリス・クーパー
は流石に上手かったですね。
周りも演技がしっかり出来るから、一つ間違えると”作り過ぎ”なP.S.ホフマン
の演技が浮かなくなったとも言えるかもしれません。

とまぁ、役者の皆さんのお陰で十分に満たされはしたのですが、面白い映画
だったかと言うと、実はかなり微妙・・・
実在の人物を描いた映画で、その人に対して興味がないと言うのはやっぱり・・・
致命的だったかもしれません。


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