イヌゴエ2007年04月22日 19:43


評価:65点

監督 横井 健司
脚本 永森 裕二
出演 山本浩司、村上淳、馬渕英里何

<あらすじ>
26歳・芹澤直喜は、住宅の臭いを調べたりする「臭気判定士」。
犬並みによく利く鼻を持った直喜は、天職ともいえた。
ただし、鼻が利きすぎるために、常にマスクを着用し、食事の際には換気扇を回さなければならない始末。
何となく人と距離を置いて消極的な生活を送る彼が、父親が旅行している間、フレンチブルドッグ(名前:ペス)を預かることになった。
いつものように、直喜が換気扇を回していると、「むっちゃ、寒いわ。。」という関西弁のダミ声。
どうやら、犬の声が聞こえるようになってしまったのである。

<感想>
個人的に、動物モノ・子供モノは好きではないです。
なぜなら、必ず泣かそうとするでしょ。
そして、絶対泣かされてしまうわけ。(ToT)
この映画は、動物モノでありながら、そういった要素は一切ないです。
人と動物が、適切な距離感を保っているというか。
ペスの声は聞こえるんだけど、人間からかける声には反応しない。
ペスのマイペースなひとり言に、クスリとさせられます。
ただ、個人的には、最後まで直喜という人間を好きになれなかったんだな。
彼の周囲の人達についてもそう。
というわけで、私としてはちょっと辛めの採点。
う~ん、惜しい。。
ちなみに私は、動物番組の吹き替えよりも、ペスの「あ~、ごっつ交尾したい」って方が心に響きます。(笑)
後、ペスが子供の時の映像は殺人的にカワイイので、動物みてホンワカしたい人はおすすめだと思いますよ。